〇〇するにはどうしたら?

【2025年回顧録③】「これでは間に合わない」友人の一言から始まった、執念の制作マラソンとアナログな準備

nami

2026年2月、確定申告を終えてやっと一息ついた今、昨年の手帳を読み返すと、9月から10月にかけてのページが真っ黒に埋まっているのに気づきます。

それは、11月1日に大阪・弁天町で開催された「まちの小さな雑貨市」に向けた、まさに執念の制作記録でした。

■ 7月の当選と、8月の「甘い見通し」

事の始まりは7月。以前から気になっていた雑貨市に応募したところ、運よく抽選に当選し、念願の「初出店」が決まりました。

当時の私は、6月に初の個別受注をいただいた喜びの余韻の中にいました。

しかし、8月の時点で手元にあった在庫は、わずかなペットボトルカバーが2つほど。 「これから少しずつ作れば大丈夫かな」と、どこか楽観的に考えていた私に、友人が鋭い一言を投げかけてくれました。

「namiさん、これじゃあ全然間に合わないよ。今すぐ本気で準備を始めないと!」

彼女のはっきりとした指摘に、私はハッと目が覚めました。1点を作るのに時間がかかる編み物で、マルシェの棚を埋めるには、今のペースでは絶望的だったのです。

■ 9月・10月:土日をすべて捧げた制作の日々

そこから、私は綿密な制作スケジュールを組みました。 8月末からスタートし、9月と10月の土日は、ほぼすべてを制作時間に充てることに決めました。

4月に「今、私が編んでいるもの」としてブログに綴っていた頃は、まだ自分のペースで楽しむ余裕がありました。しかし、この時期は違いました。「安定よりも、自分の道を選ぶ」と決めて開業届を出したあの日の覚悟を、今こそ形にするとき。 平日は保健師として業務委託や派遣の仕事を3つ掛け持ちし、週末は作家としてひたすら編み棒を動かす日々。ペットボトルカバーは制作に1日、巾着は1つに3時間、スマホショルダーは2時間かかります。なかなか数が稼げず焦りが募る日々。でも、「初めてのマルシェを何としても成功させたい!」という一心で手を動かし続けました。

■ 開催1週間前:キャッシュレス時代の「アナログな貯金」

制作の山を越えた10月の最終週。待っていたのは、作品作り以外の「事務作業」という高い壁でした。PayPay for BusinessやSquareリーダーといった決済ツールの準備を急ピッチで進めましたが、最も苦労したのは「お釣りの準備」でした。

平日は仕事、週末は制作。銀行の窓口が開いている時間に足を運ぶ余裕なんて、今の私には一分もありませんでした。 世の中はすっかりキャッシュレス時代ですが、この時ばかりはあえてコンビニやスーパーでのお会計を現金にし、地道に500円玉や100円玉を貯める毎日。

お財布が小銭で重くなるたびに、「これで当日、誰が買いに来てくれても大丈夫」と、少しずつ準備が整っていくのを実感していました。

6月に高い国保料や住民税の手続きで区役所を駆けずり回っていた私が、今度は自分の店のために小銭をかき集めている。そんな不器用で必死な準備の一つひとつが、初めての出店を支える糧になっていきました。

こうして迎えた11月1日。弁天町の会場で私を待っていた景色については、次回の記事で詳しくお話ししたいと思います。

ABOUT ME
nami
nami
駆け出し起業日記ブロガー
namiです。 39歳で起業を決意。もちろん起業なんて初めてです。独身女性で起業で成功できるのか!?
会社(行政)を辞めてから起業していく過程をブログで書き記すことにしました。
記事URLをコピーしました