手話通訳登録者養成講座ってなに?

1.日本語の手話と国際手話を両方学び始めました!
前回までに、「日本語の手話」、と呼ぶことにした経緯を、かなり駆け足で書きました。前回、前々回はスマホから書いていて見にくくてごめんなさい!
今日はPCで書いているのでまだ見やすいかと思います!
今週から、日本語の手話と、国際手話を両方習い始めました。
教わるのは全く別の団体です。
日本語の手話はろうあ会館の建物内(全国にあると思います)、国際手話は東京に国際手話通訳ガイド協会、というものがありそこに申し込んで学んでいます。
日本語は対面
国際手話はオンライン
です。
対面・オンラインで手話を学ぶことの違いについては、また後々お話していこうかなと思います。
今日は、私が学んでいる「日本語の手話」の方を、少し紹介しようかと思います。
2.手話通訳登録者養成講座
私が今やっているのは、
「手話通訳登録者養成講座」
というものです。
みなさんのお住まいの地域にも「手話講座」はきっとあると思います。
手話講習会、奉仕員、など名称は様々です。
私は個人的には手話サークルから始めるのも良いと思っています。
講座であれば初心者コースや、少し学び始めてステップアップしたコースなどがあります。
「手話通訳登録者養成講座」は、さらにそこからステップアップした部類になると思います。
各都道府県には、「手話通訳登録者」という制度があり、ろう者が手話通訳が必要なときは、近くのろうあ会館に申し込みをし、目的や日時の調整を行なって、通訳者が派遣されます。
その派遣員になるための講座が、「手話通訳登録者養成講座」です。
この講座は、他と違い、講座を受けるための試験があります。
登録者になるための試験じゃないんです(それもあるけど)。
登録”養成講座に通うため”の、試験があるんです。
他の手話講座は入門試験はありません。
おそらく、手話の一定レベルを求められるのかな、と思っています。
実際入ってから、同じくらいのレベルの方が集まってくれているので、技量がバラバラなサークルとは違って、話も合いやすいと感じました。
(友人からの裏話では「自分が教えたい人を合格にしている」という先生がいた、と聞きましたが…真偽はさておき。)
試験日、私が希望した夜コースの希望者、120人くらいの人が来ていたと思います。
試験内容はたった5分の面接だけ。
試験官は、聴者とろう者が1人ずつ。さらに奥でビデオカメラを撮影している人がいる。
そして色々と質問され、それに手話で答える、といった感じです。
へ?と思うくらい呆気なくて、難しいと感じる類のものではなかったです。
ただ、私自身がなぜこの講座を受けようと思ったのか?という思いを話したところ、奥のビデオカメラ撮影をしていたおじさん(今思うと多分ろうあ会館の役員さん)がかなり食いついてこられて。
「私は、保健所職員として働いており、時々、ろうの方が来ると聞いている。
手話ができる人を配置したいが、人員的になかなか余裕がないと聞く。
職員の中で、手話を聞いたことはあっても、できる人はあまりいない。
だから、私は自分がまず学んで、みんなに広めて行きたい。」
そんなことを話したと思います。
私の取り組もうとしていることにとても共感していただいて、どこの保健所にいるの???と聞かれましたw
そのおかげで受かったのかなぁ。もう辞めるけどw ごめんなさい。
でも、これからも講座はちゃんと続けます!
120人?のうち、26人が合格しました。
2クラスに分かれて、1クラスは13人。
こじんまりした講座ですかね。先生の目も届きやすくて、ほっとかれていない安心感があります。
この講座は3年カリキュラム。1年ごとに試験を受け、合格しないと上には行けず、3年後に登録者の試験を受けて合格して、やっと登録者になることができます。
意気込みだけで入ったけど、先が長い…!
まぁ、頑張ってみます。
3.今学んでいる内容
で、今何をやっているかというと。
読み取り通訳の練習をしています。
手話通訳には大きく2つの力が必要です。
①聴者が声で伝えたことを、ろう者に対して手話で通訳する力
②ろう者が手話で伝えたことを、聴者に対して声で通訳する力
読み取り通訳は、②にあたります。
週に1回ずつ、読み取り通訳だけで5回シリーズでした。
女性、男性、若い人、高齢の人、
それぞれ、手話のスピードや地域性、古い手話など、表現が色々あります。
①まずはよーーーく見る。意味を掴む。
②何を言っているか、クラスの隣の席の人と話し合って読み取れたことわからなかったことを整理
③先生からポイント、間違えやすいところをチェック
④ボイスレコーダーに吹き込む(各自の携帯で)
⑤自分で聞く。
⑥隣の人とシェア
⑦みんなでシェア
と言った感じです。
この意味を掴んで→実際にボイスレコーダーに吹き込む、という作業が思った以上に頭を使いました。
これからもほどほどに頑張ります!
ということでまた明日
って書いたらちゃんと明日も書けるかな!
次回は国際手話について話そうかと思います。